2014/09/22
2014年 夏 アルザス方面訪問記 2日目 その1
いよいよ 2日目から仕事モード(?)
朝 ミッテルベルグハイム村のカトリーヌ・リスへ
日本ではまだデビューしたての女性生産者です。
数が、少ないので 知る人ぞ知る状態かと思いますが
印象的なワインのエチケットを見れば ネット上等で見たことある方も多いかもしれません。
あまりアピールするところではないですが 彼女 片腕がありません。
相当なご苦労があると思いますが そんな彼女が、造るワインを飲むとハンデを感じない素晴らしいものです。
彼女は、まだ 醸造所を間借りしており 日本でも流通しているドメーヌ・リーフェルにいます。
(あとで 出ますが 独立した新しい醸造所があり 引っ越し寸前とのことで 連れて行ってもらいました。)
なので リーフェルのテイスティングルームで試飲。 リュカ・リーフェルさんも同席。
頂いたワインは、瓶詰めして間もない
ドゥス・ド・ターブル2013
2012年と同じブレンド比率(ピノ・ブラン ピノ・オーセロワ 他ゲヴュルツなど)だそうで
大きく変化した印象はなく 2013年の涼しげなヴィンテージが、クールな印象を与える。
リースリング・ド・グレ・ウ・ド・フォルス2013
白い花、レモンといった古典的な辛口リースリングらしいワイン。
生姜の砂糖漬けに例えられるような味わいも。
リースリング シッフェルベルグ2013
トロピカルフルーツや黄桃や熟した梅の香り 味わいは、パンチがあり 少しとろみを感じます。
下のクラスより肉付き&石系のミネラルUP。
アンプラント ピノ・ノワール2013
全房マセラシオンから造られるこのワインは、前ヴィンテージが、大絶賛されたものですが
妖艶な自然派特有の香り 旨味炸裂。 出来たてのワインとしては かなり出来上がった状態。
これは、売れそうなワインですが 数が、如何せん少ない。
もっと日本にお願いしますと言ってみたが 難しそうでした。(^^ゞ
この日試飲したワインは、来年 日本にやってきます。
2013年ヴィンテージは、この旅通して キレを感じるものが多く
より和食的な繊細さを持っているように感じました。
アルザスのワインは、
辛口として造られていても甘くなりすぎると
何に合わせていいのか わからないという話が、店頭でよく聞かれます。
確かに日常的な日本の食卓では少しボリューミーかもしれません。 そういうイメージが、ある方は、2013年 オススメです。
因みに このリースリングで てんぷら食べたいと
もだえながらの試飲でした。w
2014年は、順調で平均的な収量になると言ってました。
番外編で リーフェルの話
実は、カトリーヌ・リスが、リーフェルで間借りしていると知らなかったので その点は、残念でした。
ここら辺は、繊細で 正規のインポーターを通じてアポを取っていなかった為 その場にいながら 彼のワイン達を飲めませんでした。(おねだりもしませんでしたが・・・)
ただ そんな空気を察してか
クレマン・ダルザス ゼロ・ブリュット 2012だけ
出てきました。(^^ゞ
色々な品種が、ブレンドされたものだそうで スクエアな硬い印象で 非常に辛く 余韻が、いい意味で水のような泡でした。
これは、日本未輸入。
カトリーヌ・リスが、このようなワインを造っているなら
きっと 無添加のものも 良さげなのだろうと想像しました。
ナチュールを売る人間としては 興味深く聞いたのは 現在の日本のインポーター(当店取引関係あり)が、無添加のワインを買ってくれないと言っていました。
インポーターにはインポーターの都合があるので なんですが 味わい云々より まだ 流通の不安を優先する日本の酒販業界が、勿体無いとも言えますし ある種の消費者の利益を守っているとも言えます。
個人的な考えとしては
インポーターも売る相手を限定して流通させればいいだけでは・・・と簡単思ってしまうのですがね。
ひと通り テイスティング後 新しい醸造所 そして シッフェルベルグの畑へ
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コメント
No title
考えさせられました
2014/09/22 22:26 by masa URL 編集
No title
2014/09/22 23:27 by ろっくすおふ URL 編集
No title
2014/09/23 22:28 by sakekadoya URL 編集
No title
2014/09/24 00:52 by ろっくすおふ URL 編集