2日目 ドメーヌ・ピエール・オヴェルノワ訪問

 9月4日 2日目
クレルモン・フェランを出て ジュラへ

向かった先は、ピエール・オヴェルノワ(エマニエル・ウイヨン)

前回 訪問したら 誰もいなかったので
リベンジです。w

ピエールさんは、2000年に引退
2001年ヴィンテージ以降 お弟子さんであるエマニエルさんが、受け継いでいるとのこと。

ピンポンを押すとエマニエルさんの奥さんのアンヌさんが、迎えてくれたのですが
入ると ピエールさんが、書類にサイン中でした。

今 ピエールさんに会うには運が、必要で
アポは、受けてもらえない。

「おー マジかぁ」とテンション上がりまくりでした♪

で アンヌさんが、テイスティングルームへと導いてくださったのですが
ピエールさんは、立ち去りそうだったので
「おー おー チョット待って~ 一緒に 写真撮って~」とお願いしたら
その光景を見ていた アンヌさんが、「あら ピエール 日本では スターなのねぇ」と言いながら笑っていた。

で パチリ。
 
イメージ 1

ピエールさんとは お別れし
興奮しつつ アンヌさんと歓談後
醸造所へ
 
イメージ 2

 
玉子型のセメントタンク。
2009年から使っているそうです。
3000リッターのオーダーメイドのタンクだそうです。

樽熟成との違いを聞いてみると
樽より丸み、オイリーさが、出るそうです。
ちなみに樽は、酸が、出て 熟成に時間がかかると解説されていた。

2009年は、まだ 瓶詰めしていないとのこと。
 
イメージ 3
 
酒石の付いたタンク内。

途中 ピックアップのリーファートラックが、来ていた。
うちに来るまでのバトンをつなぐ出だしを確認した気分でした。w(これは、日本行きじゃなかったですが・・)

で 戻って試飲。
実際は、試飲というより じっくり1本飲む感じでした。

アルボワ・ピュピラン シャルドネ 2011
玉子型のセメントタンクで仕込んだそう。
落ち着いていて 余韻が、長い。
リンゴ、洋梨、白桃 いつもと変わらぬ ピエール・オヴェルノワのシャルドネでした。

アルボワ・ピュピラン プールサール 2011
 
イメージ 4
 
3月14日に瓶詰めしたとのこと。
色が、いつにも増して 薄い。 11年は、果皮が、薄かったそうです。
イノックスタンク熟成
色気のある香りで 柑橘系の酸も香りに感じる。
甘味が、あり タッチが、軽やかで 飲みやすい。
いつもより 水分量が、多いと感じたので 聞くと 
夏が、寒く 雨のせいかなと解説されていました。

 
飲み進めるうちにボトル下方へ行くにつれ
濃くなっていった。
 
イメージ 5

熟成させない方が、いいタイプのワインでした。

「アペリテフで生ハムやコンテ、モルビエ、シェーヴルと合わせると最高よ。」とおっしゃっていました。
 
 

 
アルボワ・ピュピラン シャルドネ 2010
こちらは、1週間前に抜栓したと言っていた。
酸化のニュアンスが、あり きのこの戻し汁っぽい 旨味が出ていた。
とても綺麗な酸で らしい味わいでした。

こういうワインは、コンテや仔牛肉を合わせるそうです。

このワインを飲んでいると
ピエールさんが、試飲の様子が、気になったようで 見に来たが
アンヌさんに 「まだ シエスタの時間でしょ。 寝てきなさい。」と言われて
「シエスタは、20分ぐらいじゃろ~」と応酬。
コントみたいでした。(笑)

可愛すぎるぜ ピエールさん♪

2011年は、収穫量が、多かったが 結構 難しかったそうです。
2012年は、実付きが、まばらで かつ サヴァニャンは、2回に分けて 収穫するそう。

ピュピラン村には 9軒 ヴィニュロンが、いるそうですが
内 5軒が、ビオで 今後も若い人達が、ビオで始めそうで 増える模様です。
来年にも1人デビューするそう。

ちなみに ここは、2007年より ビオディナミ農法を始めたとのこと。


あと マメや還元の話で 意見交換をさせていただいた。

自分たちのワインは、ガスを残す手法を取るので
還元状態になりやすいと解説されていた。

でも 空気に触れると取れるので 問題ないともおっしゃっていた。

最後に 驚いたのは この伝説的な生産者でも 醸造で失敗することが、未だにあるそうで
ヴィネガー会社に売っているそうです。
かなり意外でした。
気に入らない出来のワインも同様だとか。

売った先のヴィネガーが、気になったので 行方を聞いたら
知らないそうです。

混ぜてると思うとおっしゃっていた。

無添加でワインを造るという事は、こういう苦労もある事を
皆さんには 知っていてほしいものです。
 
イメージ 6

エマニエルさんは、畑仕事で忙しく
お会い出来ませんでしたが
アンヌさんには とても良くしていただきました。
 
で 近所のフィリップ・ボールナールさんの御宅へ
 
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