2012/10/06
2日目 ドメーヌ・ピエール・オヴェルノワ訪問
9月4日 2日目
クレルモン・フェランを出て ジュラへ
向かった先は、ピエール・オヴェルノワ(エマニエル・ウイヨン)
前回 訪問したら 誰もいなかったので
リベンジです。w
ピエールさんは、2000年に引退
2001年ヴィンテージ以降 お弟子さんであるエマニエルさんが、受け継いでいるとのこと。
ピンポンを押すとエマニエルさんの奥さんのアンヌさんが、迎えてくれたのですが
入ると ピエールさんが、書類にサイン中でした。
今 ピエールさんに会うには運が、必要で
アポは、受けてもらえない。
「おー マジかぁ」とテンション上がりまくりでした♪
で アンヌさんが、テイスティングルームへと導いてくださったのですが
ピエールさんは、立ち去りそうだったので
「おー おー チョット待って~ 一緒に 写真撮って~」とお願いしたら
その光景を見ていた アンヌさんが、「あら ピエール 日本では スターなのねぇ」と言いながら笑っていた。
で パチリ。
ピエールさんとは お別れし
興奮しつつ アンヌさんと歓談後
醸造所へ
玉子型のセメントタンク。
2009年から使っているそうです。
3000リッターのオーダーメイドのタンクだそうです。
樽熟成との違いを聞いてみると
樽より丸み、オイリーさが、出るそうです。
ちなみに樽は、酸が、出て 熟成に時間がかかると解説されていた。
2009年は、まだ 瓶詰めしていないとのこと。
酒石の付いたタンク内。
途中 ピックアップのリーファートラックが、来ていた。
うちに来るまでのバトンをつなぐ出だしを確認した気分でした。w(これは、日本行きじゃなかったですが・・)
で 戻って試飲。
実際は、試飲というより じっくり1本飲む感じでした。
アルボワ・ピュピラン シャルドネ 2011
玉子型のセメントタンクで仕込んだそう。
落ち着いていて 余韻が、長い。
リンゴ、洋梨、白桃 いつもと変わらぬ ピエール・オヴェルノワのシャルドネでした。
アルボワ・ピュピラン プールサール 2011
3月14日に瓶詰めしたとのこと。
色が、いつにも増して 薄い。 11年は、果皮が、薄かったそうです。
イノックスタンク熟成
色気のある香りで 柑橘系の酸も香りに感じる。
甘味が、あり タッチが、軽やかで 飲みやすい。
いつもより 水分量が、多いと感じたので 聞くと
夏が、寒く 雨のせいかなと解説されていました。
飲み進めるうちにボトル下方へ行くにつれ
濃くなっていった。
熟成させない方が、いいタイプのワインでした。
「アペリテフで生ハムやコンテ、モルビエ、シェーヴルと合わせると最高よ。」とおっしゃっていました。
アルボワ・ピュピラン シャルドネ 2010
こちらは、1週間前に抜栓したと言っていた。
酸化のニュアンスが、あり きのこの戻し汁っぽい 旨味が出ていた。
とても綺麗な酸で らしい味わいでした。
こういうワインは、コンテや仔牛肉を合わせるそうです。
このワインを飲んでいると
ピエールさんが、試飲の様子が、気になったようで 見に来たが
アンヌさんに 「まだ シエスタの時間でしょ。 寝てきなさい。」と言われて
「シエスタは、20分ぐらいじゃろ~」と応酬。
コントみたいでした。(笑)
可愛すぎるぜ ピエールさん♪
2011年は、収穫量が、多かったが 結構 難しかったそうです。
2012年は、実付きが、まばらで かつ サヴァニャンは、2回に分けて 収穫するそう。
ピュピラン村には 9軒 ヴィニュロンが、いるそうですが
内 5軒が、ビオで 今後も若い人達が、ビオで始めそうで 増える模様です。
来年にも1人デビューするそう。
ちなみに ここは、2007年より ビオディナミ農法を始めたとのこと。
あと マメや還元の話で 意見交換をさせていただいた。
自分たちのワインは、ガスを残す手法を取るので
還元状態になりやすいと解説されていた。
でも 空気に触れると取れるので 問題ないともおっしゃっていた。
最後に 驚いたのは この伝説的な生産者でも 醸造で失敗することが、未だにあるそうで
ヴィネガー会社に売っているそうです。
かなり意外でした。
気に入らない出来のワインも同様だとか。
売った先のヴィネガーが、気になったので 行方を聞いたら
知らないそうです。
混ぜてると思うとおっしゃっていた。
無添加でワインを造るという事は、こういう苦労もある事を
皆さんには 知っていてほしいものです。
エマニエルさんは、畑仕事で忙しく
お会い出来ませんでしたが
アンヌさんには とても良くしていただきました。
で 近所のフィリップ・ボールナールさんの御宅へ
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