2012/09/25
ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ訪問
12時30分 ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ(ニコラ・ヴォーティエさん)の処へ
twitterにも 写真上げましたが 敷地内とはいえ 外壁にあの絵が、書かれており ビックリしました。
息子さんが、グレないか 心配です。w
軽く醸造施設を見せてもらい
セラーへ移動後 試飲へ。
試飲させてもらったワインは、
ブルゴーニュ アリゴテ 2011 (ステンレスタンク)
グレープフルーツの皮っぽいニュアンスがあり
アリゴテらしい酸も感じる。
6月まで醗酵していたそうで 来週樽のアリゴテとアッサンブラージュすると言っていた。
ブルゴーニュ アリゴテ 2011 (樽)
で そのアッサンブラージュする樽のアリゴテ。(1/3 樽で 2/3 ステン)
アリゴテとは思えない凄いコクで かつ 塩っぱい。
こちらも グレープフルーツの皮っぽいニュアンスがあり
アタックの感じは、シャルドネっぽかったが
余韻の感想は、やはり アリゴテだった。
ブルゴーニュ コート・ドクセール 2010 (樽)
自然派らしい香り、味わいで とろみが、あり コクもある。
醤油っぽい発酵食品系のニュアンスとアマレットのような感じも。
シャサーニュ・モンラッシェのようなコーン油の感じもあり
プティ・シャサーニュ・モンラッシェだね。とコメントしたら 喜んでいた。
12月に瓶詰め予定とのこと。
ブルゴーニュ グラン・オルディネール ルージュ 2011 (樽)
イランシーの樹齢80年のガメイ 100%で やや青く 閉じ気味で 余韻 豆。
お香の香りが、スワリングで 出てきた。
ピノ・ドニスっぽく 完成したら良さそうなイメージ。
マグナム 600本分だとか。
イランシー 2011
揮発系の妖艶な香りで 梅酢系の味わい。
2010年は、セザール 10%入れていたが
2011年は、ピノ・ノワール 100%にするとのこと。
ブルゴーニュ エピヌイユ 2011
こちらも妖艶な香りで カツオ節みたいな収斂性のあるもので
スパイシーなワインだった。
このワインは、ラングロールみたいですね。と言ったら
エリックのワインによく似ていると言われるとおっしゃってました。
仲も良いらしく いつかエリックのグルナッシュと自分のピノ・ノワールをアッサンブラージュしたワインを造る話も ネタとしてあるとも 言っていた。
以上 6種 色々な話をしながら 頂きました。
エチケット(ラベル)に関して
訪問して 直ぐ 醸造所を見せてもらったのですが
その際 「エチケットは、大丈夫か?」と恐る恐る聞かれたのが印象的で
イカツイ人ではなく 可愛いらしい人だと感じた。w
勿論 面白おかしく販売させていただいているので
「うちは、問題ない。」と答えたら 嬉しそうでした。
近所に住んでいるエチケットを描いている人にあわよくば お会いしたいと思っていたのですが
ニコラさんは、この醸造所に住んでいるのではなく
トロワ(シャンパーニュ)で お店を運営しており
普段は、そちらにいらっしゃるそうで
そちらの近所でした。
エチケットの図柄は、その作家さんとワインを飲んで
味わいのイメージを表したものを具現化していると驚きの説明をもらったのですが
どこがどう表しているのか 凡人の我々には わからなかった。(^^ゞ
これからは、もっと 気をつけて 飲みたいと思った次第です。
畑に関して
彼は、純粋なネゴシアンで 畑は、持っていないそうです。
また 将来的に畑を取得する意思もないそうで
ブルゴーニュにこだわったこのような立場の方特有のある意味サバサバした感じでした。
(ブルゴーニュの畑は、高いので・・・)
そして 現状 ビオには こだわっていないとも
おっしゃっていました。
この点は、驚きを隠せなかったが
同時に 理解も出来ました。
ビオの農家さんも多くないシャブリ近郊で
新しいネゴシアンに葡萄を譲ってくれる農家さんは、更に少ない。
ブルゴーニュで ワインを造りたいという気持ちが、強ければ
当然 そうせざる得ないと思います。
ということで
ワインの亜硫酸量は、少ない&無添加だったりしますが
うちの基準ではヴァン・ナチュール(自然派)とは言えない造り手となってしまいました。
この点が、重要な人もいれば 気にならない人もいると思います。
ワインには色々な形があり
自然派的な味わいのワインも色々であると
消費者の方にも 知っていてほしいところです。
ちなみに うちでは 「醸造面でナチュラルなワイン」と言って
販売する事にしますので よろしくお願いします。
試飲後は、
フォア・グラのテリーヌと極少量生産のブルゴーニュ トネール ブラン 2010を取りながら 簡単な昼食 和ませていただきました。
大らかで 優しい瞳の方で
会うまでは どんなクレージーな人かと 多少 緊張しましたが
とても感じの良い方でした。
エチケットに 問題が、あると思う方もいるかもしれないですが
これからも 楽しみにワインを待ちたい造り手となりました。
14時半頃お暇し
長距離移動
オーヴェルニュ クレルモン・フェランへ
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