2010/07/04
#8 シャトー・マルゴー訪問
昨日 NHKで ちょうどボルドーのプリムールのテイスティングのドキュメントやってましたね。w
ご覧になりましたか?
まさに あの会です。
午前10時 5分前
シャトー・マルゴーに到着。
所謂 人気シャトーは、時間に うるさいそうで
遅刻など考えられない世界だそうです。
外からは、2度見た事あるが
中に入ったのは、初めて。
沢山の人が、10時のアポで来ていたが
フランス語の人、英語の人で分けられたら
我々チームは、香港の中国人酒販業者と
もう一組の3組が、支配人ポール・ポンタリエの御曹司に案内された。
ここで 日本人は、過去のお客さんであることに
初めて気付いた。
息子ポンタリエ氏は、明らかに中国人にゴマを擦っており
結構 あからさまで すごかったです。(笑)
(後日 メールくれました。 ナイスガイな感じでしたので 文面ほど悪い印象ではありません。あしからず。)
テイスティング後
父ポンタリエが、颯爽と登場し 我々に語ったが
息子とは、違い 日本人に配慮したお言葉を頂戴した。
日本人は、よくワインを理解し
扱いもよく知っており 成熟したが
中国人には これから 教育が、必要だと全員に語っていた。
唯一ではあったが ちょっと嬉しかったネタであります。w
聞いたところによると
Ch Margauxは、現在 ネゴシアン(市場)が、ワインの価格を決めるのではなく
ワイナリーが、価格の主導権を握りたいと思っているそうで
新しい金持ちの ワインの価値基準が、出来ていない
無知なお客さんである中国人に
魅力を感じているのは とても理解出来た。
シャトー・マルゴーは、醗酵槽など基本的な設備は、全然変えてないそうで
お金をかけていないのに ワインの価格だけは3倍も4倍も5倍も上がっております。
1万円ちょっとで買えた時代を知っていれば
中身のレベルが、上がった訳でもないのに 値段だけ どんどこ上げられては
ボッタくりに近く 相当 儲かってるなぁと思われてもしかたがないと思います。
実際 儲かってしょうがないようです。。。w
デフレの国の小売店には考えられない状況。。。
肝心のシャトー・マルゴーのワインですが
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 2009
シャトー・マルゴー 2009
パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 2009
の順で 3種の試飲でした。
興味深かったのは
赤の2種は、
すでに美味しい状態で
ここから先 まだ 寝かせる必要が、あるのか?と思うワインだった。
あえて言うなら1軍であるシャトー・マルゴーは、
もうちょっと様子を見てもいいかなぁと
思うぐらいな感じでした。
大変 美味しいし
いい出来と思ったが
値段を ふと 想像したら
微妙な心持になった。
(3年後に出てくる
予想される日本での小売価格は、余裕で 5万を超えると思われます。)
息子ポンタリエは、
1990年のエレガントさと 2005年の力強さの中間のワインであり
一つの完璧なスタイルのような感じの事を言っていた。
白は、濁っており
こんなパピヨン・ブランも いいなぁと思いながら頂きました。w
この時期ならではの状態でした。
(勿論 瓶詰めする時にはキラキラ輝く透明度の高いワインに仕立て上げられますので ご安心を♪)
酸は、しっかりとしており 樽のニュアンスも品良くしっかりついており
将来性もありそうだが
やはり 市場の価格は、高い。
1万ぐらいで売れたらいいのに~とツィートしたものです。w
しかし いい体験をさせてもらいました。
感謝 感謝です。
上記で 予想価格をちょろっと書きましたが
今週 来店したボルドーを扱っているインポーター某氏によると
どうも 2009年のボルドーの価格は、2005年の1.5倍あたりになるかもしれないとのこと。
シャトー・マルゴー 一軍は、10万ぐらいしちゃうんでしょうか?
ありえない。。。
リシュブール買った方が、いいかもね。(爆)
無知な中国人に買わせる気 満々。
その後
シャトー・デスミライユに戻り
残りをテイスティング後
一路 北のシャトー・ソシアンド・マレへ
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コメント
No title
2010/07/05 09:47 by べひん URL 編集
No title
おはようございます。
ボルドーの高騰の原因は、明らかで
もうすぐ ブルゴーニュも・・・
冷静に願いたいところです。
確かに ポンタリエさんが、言うように
教育が、必要そうです。
日本も以前 通った道かと思われ
ヨーロッパの人達に 同様に思われていたのではないかと
怖くなる時が、あります。
2010/07/05 10:43 by ろっくすおふ URL 編集