レ・カプリアード ロックス・オフ5周年記念限定ボトル入荷

ロックス・オフ 5周年記念限定ペティヤンが、入荷♪
 
レ・カプリアード(パスカル・ポテール)
○ピエージ・ア・フィーユ ロゼ 2011 辛口ヴァージョン 
○ピエージ・ア・フィーユ ロゼ 2011 ドゥー 甘口ヴァージョン
 
イメージ 1

レ・カプリアードといえば
新井順子さんのドメーヌ・ボワ・ルカの初代醸造長だったパスカル・ポテールが、独立して作ったドメーヌです。
 
2007年にロックス・オフが、オープンして
日本一 パスカルのワインを売っている店に
一気になったのも束の間
インポーターが、代わり 再入荷し出すまで 少し時間が、開きましたが
無事今に至っているのは 嬉しい限りです。
 

 
以前よりある ピエージ・ア・フィーユ ロゼですが
実は、3種類ありまして 今まで販売していたものは
やや辛口ヴァージョンでした。

同じエチケットで混乱するからと1種だけ 日本で売られていた訳ですが
ちょうど 当店が、5周年を迎えるにあたり
記念にプライベート・ボトルとして オリジナルラベルで送ろうか的な大きな話が、あったのですが
なんか大変そうだったので(^^ゞ 
簡潔に一筆入れたバックラベルを貼ったものを用意していただいたのが、
今回 ロックス・オフ限定キュヴェのこちらとなります。
 
イメージ 2

サンプルをちょうどタイミング良く 味見出来たお客様もいるかと思います。
3種類でどれが一番いいか? アンケート取っていたアレです。(笑)

うざったい程 大々的な
ザ・5周年みたいな表記ではないので
普通に 飲んでもらえれば幸いです。

辛口は、色々な食事中のシーンで活躍できるようなペティヤン。
 
 
 
 
甘口は、アペリティフや食後に♪
手書きで DOUXと入れてくれてます。
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
ペティヤンというジャンルを作った
故 クリスチャン・ショサールの技を受け継いでいる生産者は、沢山いるかと思いますが ペティヤンだけの話であれば
一番弟子は、どう考えても パスカルでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レ・カプリアード訪問記は、以下へ
 
スポンサーサイト



2日目 ドメーヌ・ピエール・オヴェルノワ訪問

 9月4日 2日目
クレルモン・フェランを出て ジュラへ

向かった先は、ピエール・オヴェルノワ(エマニエル・ウイヨン)

前回 訪問したら 誰もいなかったので
リベンジです。w

ピエールさんは、2000年に引退
2001年ヴィンテージ以降 お弟子さんであるエマニエルさんが、受け継いでいるとのこと。

ピンポンを押すとエマニエルさんの奥さんのアンヌさんが、迎えてくれたのですが
入ると ピエールさんが、書類にサイン中でした。

今 ピエールさんに会うには運が、必要で
アポは、受けてもらえない。

「おー マジかぁ」とテンション上がりまくりでした♪

で アンヌさんが、テイスティングルームへと導いてくださったのですが
ピエールさんは、立ち去りそうだったので
「おー おー チョット待って~ 一緒に 写真撮って~」とお願いしたら
その光景を見ていた アンヌさんが、「あら ピエール 日本では スターなのねぇ」と言いながら笑っていた。

で パチリ。
 
イメージ 1

ピエールさんとは お別れし
興奮しつつ アンヌさんと歓談後
醸造所へ
 
イメージ 2

 
玉子型のセメントタンク。
2009年から使っているそうです。
3000リッターのオーダーメイドのタンクだそうです。

樽熟成との違いを聞いてみると
樽より丸み、オイリーさが、出るそうです。
ちなみに樽は、酸が、出て 熟成に時間がかかると解説されていた。

2009年は、まだ 瓶詰めしていないとのこと。
 
イメージ 3
 
酒石の付いたタンク内。

途中 ピックアップのリーファートラックが、来ていた。
うちに来るまでのバトンをつなぐ出だしを確認した気分でした。w(これは、日本行きじゃなかったですが・・)

で 戻って試飲。
実際は、試飲というより じっくり1本飲む感じでした。

アルボワ・ピュピラン シャルドネ 2011
玉子型のセメントタンクで仕込んだそう。
落ち着いていて 余韻が、長い。
リンゴ、洋梨、白桃 いつもと変わらぬ ピエール・オヴェルノワのシャルドネでした。

アルボワ・ピュピラン プールサール 2011
 
イメージ 4
 
3月14日に瓶詰めしたとのこと。
色が、いつにも増して 薄い。 11年は、果皮が、薄かったそうです。
イノックスタンク熟成
色気のある香りで 柑橘系の酸も香りに感じる。
甘味が、あり タッチが、軽やかで 飲みやすい。
いつもより 水分量が、多いと感じたので 聞くと 
夏が、寒く 雨のせいかなと解説されていました。

 
飲み進めるうちにボトル下方へ行くにつれ
濃くなっていった。
 
イメージ 5

熟成させない方が、いいタイプのワインでした。

「アペリテフで生ハムやコンテ、モルビエ、シェーヴルと合わせると最高よ。」とおっしゃっていました。
 
 

 
アルボワ・ピュピラン シャルドネ 2010
こちらは、1週間前に抜栓したと言っていた。
酸化のニュアンスが、あり きのこの戻し汁っぽい 旨味が出ていた。
とても綺麗な酸で らしい味わいでした。

こういうワインは、コンテや仔牛肉を合わせるそうです。

このワインを飲んでいると
ピエールさんが、試飲の様子が、気になったようで 見に来たが
アンヌさんに 「まだ シエスタの時間でしょ。 寝てきなさい。」と言われて
「シエスタは、20分ぐらいじゃろ~」と応酬。
コントみたいでした。(笑)

可愛すぎるぜ ピエールさん♪

2011年は、収穫量が、多かったが 結構 難しかったそうです。
2012年は、実付きが、まばらで かつ サヴァニャンは、2回に分けて 収穫するそう。

ピュピラン村には 9軒 ヴィニュロンが、いるそうですが
内 5軒が、ビオで 今後も若い人達が、ビオで始めそうで 増える模様です。
来年にも1人デビューするそう。

ちなみに ここは、2007年より ビオディナミ農法を始めたとのこと。


あと マメや還元の話で 意見交換をさせていただいた。

自分たちのワインは、ガスを残す手法を取るので
還元状態になりやすいと解説されていた。

でも 空気に触れると取れるので 問題ないともおっしゃっていた。

最後に 驚いたのは この伝説的な生産者でも 醸造で失敗することが、未だにあるそうで
ヴィネガー会社に売っているそうです。
かなり意外でした。
気に入らない出来のワインも同様だとか。

売った先のヴィネガーが、気になったので 行方を聞いたら
知らないそうです。

混ぜてると思うとおっしゃっていた。

無添加でワインを造るという事は、こういう苦労もある事を
皆さんには 知っていてほしいものです。
 
イメージ 6

エマニエルさんは、畑仕事で忙しく
お会い出来ませんでしたが
アンヌさんには とても良くしていただきました。
 
で 近所のフィリップ・ボールナールさんの御宅へ
 

初日後半 オーヴェルニュ

シャブリからオーヴェルニュ クレルモン・フェランへ
まず ラ・ボエムのパトリック・ブージェさんのところへ伺った。
 
イメージ 1

夕飯をルナール・デ・コートのティエリー・ルナールさんの御宅で頂くことになっていたので
だいぶ時間的に押せ押せ。
急いで試飲。
 
イメージ 2

頂いたワインは、
ザ・ブラン 2011(樽から)
まだ 熟成中で 還元状態。
しかしながら 味わいは、良く 香りは、ともかく もう飲めるものでした。
酸度は、低く 蜂蜜っぽい ミネラルもしっかりあるパイン系の果実味のある南のシャルドネっぽかった。

ルル 2011(樽から)
マッチョな仕上がりで カカオのニュアンスが、強い。 ややマニュキュアっぽい揮発傾向も。 
徐梗破砕して 10月17日~4月までのロング・マセラシオンだそう。

ラ・ボエム 2009(樽から)
たくわん香が、まず ファーストアタック 鉱物系の香り由来。
石灰のニュアンスもしっかり。
プラムのような果実味で甘味もあり 滑らかで 味わいのバランスも良い。
トータルでは 複雑さが、感じられ 良いワインだと思いましたが
「まだまだ 寝かせる予定」とのこと。

ピノ・ノワール 2011
2011年は、やはり暑かったようで ワインにも それが出ていた感じ。
バルサミコのような香りにハーブのニュアンス。
口に含むとかなり濃いピノ・ノワールで カイワレ大根のような辛みと細かいタンニンが、ドライな余韻の印象を与える。

ピノ・ノワール 2011(2ヶ月前早く瓶詰めしたもの)
グアバやマンゴスチンのようなパッションフルーツ的な香りや洋梨、 一見 白ワインのようなコメントを思わず書いてしまったピノ・ノワール。
白カビのチーズのような香りもあるが 味わいの余韻のカツオ出汁系旨味は、ギャップが、激しく 面白く感じた。 
先の樽のピノ・ノワールより だいぶ飲みやすい状態だった。
 
 
イメージ 3
 
フェスティジャールの白が、スタンバイ♪
 
 
よもやま話

今年 7.5haのうち 2haが、雹にあたり
2012年のルルは、全滅だとか・・・。(-_-;)

酒屋や消費者に熟成させては 申し訳ないということで
ここで熟成させますよ♪と泣ける話をされていました。

お土産に ルルのマグナムを 「日本には行かないので。」と 持たせてもらった。
そんなラ・ボエムのルルは、先週入荷しました。

そんなこんなで時間が、ヤバく
ティエリー・ルナールさんの御宅へ着くと食事の用意が、出来ていたので
食べながら 試飲しようということになりテーブルへ
ラ・ボエムのパトリックさんも一緒でした。

それにしても ティエリーさん
俳優だと言われても 納得してしまいそうな 相当 カッコイイ人です。
娘さん達も然り。
 
でも写真は、撮ってなかったです。(^^ゞ
 
頂いたワインは、
シャルドネ 2006
きのこの香りが、強く べっこう飴や揮発系の練り風船の香りもあった。 
杏系の果実味でフルボディ。 漢方のニュアンスが、あり 余韻が、かなり長かった。
 
スザンヌ ヴィンテージ失念
これは、ラ・ボエムのパトリックさんが、持ってきたもの。
完全にヴァン・ジョーヌなシャルドネ。
かなり辛く 食事中に飲むべき ボディ感。

ザ・ブラン 2010(ウイヤージュしていないヴァージョン)
これも ラ・ボエムのパトリックさんが、持ってきたもの。
ウイヤージュした普通のヴァージョンは、先週入荷済み。
飲み口は、良く 伸びのある酸。
洋梨の果実味が、自然派のシャルドネらしい味わいでした。

ソーヴィニヨン・グリ 2003
香ばしく メンソール系のハーブ香 非常に濃く
熟成はしているが 若さも。
生姜風味のシャローレ牛と合わせたが、とても良かったです。
付け合わせのクリームパスタとも良く。
上手だなぁと思いました。

シャルドネ 2011
美味しいワインでしたが まだ 元気過ぎて 
結構ハードだった。
濃いですね。と言うと嬉しそうだでした。w

フェスティジャール ロゼ 2011
こちらもラ・ボエムのもので 先週入荷済み。
デザートと合せました。
内容は、ここ数年大きく変わった印象は、なく 赤い果実の酸を持つ甘みのあるペティヤン。

フェスティジャールの白を飲ませてもらう予定だったが
どうしたのかな?と思いつつ
0時を過ぎ
ホテルへ

ワインスクールの先生でもあるティエリーさんは、日本の葡萄品種にも興味があるようで
色々 質問された。

また 山梨の某ワインを持ってきて
これは、どういうワインだと聞かれた。
これは、結構ネガテゥヴな質問で 何本か買ったようだが テイスティングのイメージが、悪いようでした。

海外で売られている数少ない日本のワインが、あれじゃ
ネガティヴにもなりますかね。。。

パリのレストランの話になり
予約したサチュルヌに自分達のワインが、あると話して言っていたが
配達に行っているとおっしゃっていた。 
配達するには ちょっと距離が、あるので
そういう流通のさせ方なのかと 少々 驚いた。

パトリックさんは、亜硫酸を添加したワインが、苦手なので
無添加にこだわっているそうですが
ワインを仕入れる際 無添加にこだわるか?と尋ねられ
無添加より 美味しいかどうかの方が、重要だと思っているので
「そうでもない。」と答えると やや悲しそうでした。

彼のワインが、そうだと言う訳ではないので
誤解がないよう一言添えますが
ビオだったり ナチュールだったりは、個人的に とても大事だけど
美味しくないのは やはりダメで
一消費者として ワインに向き合った場合 無理して 飲むものではないと考えており
ここは、大事なポイントであるので 社交辞令的返事をあえてしなかった。
この感じを理解してくれたかは、正直 不明です。 (^^

また 話題に土地の値段が、出て 結構な時間 話していた記憶が、あります。
オーヴェルニュは、新興住宅地で 葡萄畑を宅地用に売ると 高額になるそう。
農家辞める人続出みたいで かつ 新しい造り手が、オーヴェルニュで♪と考えても ブルゴーニュほどではないですが 相当 お金が、必要みたいです。


濃いワインについて
パトリックさんもティエリーさんも 「どうだ 濃いだろ♪」と大変自慢げに語られていて
少し違和感を感じたが 今回の旅が、フランスの地図でいうところの真ん中から右上1/4の産地方面だったこともあり 多くの生産者から同じような 「どうだ 濃いだろ♪」というフレーズを聞くことになりました。

少し先走りますが
軽いワインばかり造っている産地、寒くて葡萄が、熟しにくい産地の生産者は、どれだけ しっかりしたワインを造れるかが、重要事項のようで 後半 その心理を理解していきました。

間違えてはいけないのは、自分が、望むものを 造ってもらうなんて事は、生産者の想いからするとナンセスあり 日々のワイン販売において ついつい図々しくなっていってしまうものだと
反省した次第です。

ただ 折角 生産者と戯れているので 日本人的好みは、伝えないと 異国の地から訪れた意味もないので 言うだけは、言ってみようと思いだした次第です。

ちなみに ティエリーさんも パトリックさんも 日本へは いらした事がなく
パトリックさんは、来日願望が、ありそうだったが ティエリーさんには なさそうでした。
 
翌日は、ジュラへ。
 










プロフィール

rocksofffujisawa

Author:rocksofffujisawa
湘南 藤沢のワインショップ
ロックス・オフです。

藤沢駅徒歩8~9分 江ノ電石上駅から1分のところでやってます。

2007年6月にナチュラルワイン(自然派ワイン)広める為に独立。

所謂 普通のワインやナチュラルじゃないオーガニックワインも扱っており 広くワインの普及に努めています。

ホームページ:
http://rocks-off.ocnk.net

facebook:
https://www.facebook.com/rocks.off.fujisawa/

instagram:
アカウント rocksoff_yasu

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR